【小4の壁】子供の学力はいつ決まる?|学力差が生まれる理由【小学校4年生】
目次
子供の学力はいつ決まる?
小学4年生で一生が決まる!?
子供の学力は、一般的に小学校4年生で決まると言われています。
「小4の壁」とも言われており、小学校4年生で習う内容をしっかり習得しておかなければ、以後の高学年、もしくは中学生になってから、勉強に苦手意識を持ってしまったり、モチベーションを保てなくなったりしてしまいます。
現在小4のお子様を育てている方や、これから小4を迎えるお子様がいるという方は、小4で学力差が生まれてしまうということを理解し、お子様が大人になるまでの過程において、乗り越えなければならない難題だと認識しましょう。
小4で学力差が生まれる理由
学習内容が難しくなる
小4で学力差が生まれる理由は、学習内容が難しくなるためです。
小4では各教科で、これまでやっていたものの分量が多くなったり、新しい「概念」を学んだりと、学習内容の幅と量が大幅に変化します。
ここでつまずいてしまうと、周りとの学力の差が開いてしまったり、勉強に対して苦手意識を持ったりと、良いことがありません。
勉強は、教師や塾の講師などが教えるのがメインであることが多いですが、もし学力差を感じるようなら、すぐさま「各教科をどう理解させるか」に意識を向けて、解決への糸口を見つけましょう。
小4で学習する内容と注意すべきこと
国語
国語では、小3以前に習う文章が、小4からさらに長くなるため、文章読解が難しくなります。
文章読解力は、普段から文章に触れる習慣を作ることや、文章を音読することを意識するだけでも、格段に上がります。
当然、文章を読む力は、小4以降でも必要とされるどころか、大人になってからも必要な力です。これを機会に、ぜひ文章読解力を上げる工夫をしましょう。
算数
算数では、小4から「小数」や「分数」など、整数以外のものを取り扱うため、計算だけでなく、数字の概念が幅広くなることで難しさがさらに増します。
また、面積を求める計算や、平面図形による「平行」「垂直」の概念、立体図形など、小3までにはなかった新しい概念がたくさん登場するため、学習内容が難しいです。
さらに、割り算のひっ算式の書き方が分かりにくく、それだけでつまずいてしまうということもよくあります。
算数は、「概念のインプット(知識の吸収)」と「問題の反復」を行うことで学力を向上させることが可能です。
よくある「算数が苦手」という声は、まさに小4の学習内容から発生すると言っても過言ではないので、この機会に基礎知識と問題の反復を多く行なっておきましょう。
英語(外国語活動・外国語)
英語は、昨今、小学生でも精力的に指導が始まっています。
以前は外国の教師を招く、もしくはネイティブな発音が可能な学校教師にその裁量が大きく依存されており、『英語が楽しい』という認識を抱かせるには一定の効果を得ていました。
しかしその反面、中学への進学を皮切りに、指導の方向性がまるで異なることが同時に問題視されてきました。
小3・4での「外国語活動」では、「聞く・話す」が重点的に行われていますが、これが小5・6では「外国語」に変化します。
途端に「書く・読む」の内容が増大し、ついていけなくなる生徒さんもいるでしょう。
前述した通りの、中学での指導方法との差を埋めるための新方針です。
ここで重要なのは、まだテストも実施されない「外国語活動」を実施している小4の間からいかに事前に準備をしておけるか、という点でしょう。
学校では学習しない『書く』力を養える環境を探すのも一つの手段と言えそうです。
理科
理科では、「電気」「温度と体積」「天気と気温」「天体」など、普段目に触れたり、物事としてすでに知っていることを、改めて学問として習うものが並んでいます。
小4では、単元で出てくる言葉を知識として持っていたとても、「この現象(仕組み)はこうだから起こる(起こっている)」ということを、理解しなければならなくなるので、小3以前よりも難易度が上がります。
理科の勉強は家庭でも取り組みやすく、「自分の身の回りで起こっている現象の正体を暴く」という感覚で、簡単な実験をしたり、一緒に考えてあげることがしやすいです。
「実験が楽しいから理科が好き」という声はよく耳にする言葉なので、実際の体験を大事にしながら勉強に取り組んでいくことが、子供が理科を得意科目として認識してくれるきっかけになります。
社会
社会では、小4から情報量が増大するのが大きな特徴です。
小3では扱う範囲や単元・図表も規模の小さいものが主流でした。
インプットする情報が増えていくため、より鋭い集中力と細やかな復習力が要求されます。
日常や地域の内容に多く触れることには変わりないので、普段の生活の中でも社会の学習に繋がり得ます。
例えば、テレビの地方ニュースや地域特有の案内などは、普段の生活の中で多く触れることができるはずです。
学校で学習した社会の内容と合わせて、親子での議論(話し合い・語り合い)のきっかけにもできれば一石二鳥です。
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