小学生の勉強時間の目安|勉強すべき時間帯は?【家庭学習】
目次
小学生の勉強時間の目安は?
「10分×学年」を目標に

小学生の勉強時間の目安は、一概に言うことは難しいですが、「10分×学年」で考えると良いでしょう。
つまり、小学1年生ならば平均10分、小学2年生ならば平均20分、小学6年生ならば平均60分となります。
小学校低学年のうちは短い時間で構わないので、まず「机に向かう」ということ自体を習慣化させる必要があります。
また、学年に関係なく、始めたてから長い時間勉強するのは余程の自制心がない限り上手くいきません。
集中できる時間や自制心を保てるかどうかは、人によって異なります。
厳密に「10分×学年」を守る必要はないので、あくまでも目安程度に留め、徐々に勉強時間を伸ばすようにしましょう。
「時間」より「質」を大事に

勉強は、時間よりも質を大事にすることを心がけましょう。
勉強時間は、「いつからいつまでの間勉強をする」という計画の一つとして決めるという意味では大事です。
しかし、勉強において最も大事なことは、「学力を向上させること」にあります。
長い時間勉強すればするほど「絶対に」「確実に」学力が向上するという訳ではありません。
あくまでも、「いかにして効率良く知識を吸収できるか」「どのようにして知識をアウトプットするか」など、アクションの部分に勉強の本質があります。
勉強時間を気にするよりも、まずは勉強の質を向上させることを先に考えるようにしましょう。
毎日コツコツ勉強することを意識

勉強は、毎日コツコツと勉強することを心がけましょう。
記憶を定着させるには反復することが重要です。
無理して1日に多量の時間を勉強に費やしたとても、必ずしも良い結果が出る訳ではありません。
むしろ、無理して多量の時間勉強することは、集中力を欠いてしまい逆に非効率になってしまったり、疲労を溜めてしまったりしてしまいます。
睡眠において「寝溜めはできない」という言葉がありますが、「1日にまとめて勉強する」という考えは捨てて、スケジュールを立てながら良質な勉強ができるように毎日コツコツ勉強していきましょう。
小学生が勉強すべき時間帯は?
夕食前がベスト

小学生が勉強すべき時間帯は、夕食前がベストと言えるでしょう。
本来であれば、起床後の朝が最も脳が整理されている状態なので、勉強をするのにベストなタイミングと言えます。
しかし、親と子供の両方が朝にゆっくり時間を確保するというのは、正直あまり現実的ではないでしょう。
また、食事を摂った後は眠くなってしまいがちなので、食後の勉強は効率的ではありません。
したがって、時間を確保できる可能性と食後を避けるという二つの理由から、夕食前が現実味のある勉強すべき時間帯と言えるでしょう。
中学受験を見据えている場合の小学生が勉強すべき時間は?
小4・小5なら毎日1時間〜2時間が必要

中学受験を見据えていた場合、勉強時間を格段に増やす覚悟が必要です。
小学4年生・小学5年生であれば、毎日1時間〜2時間の勉強時間の確保はほぼ必須と言えるでしょう。
受験科目数にもよりますが、基本的には小6内容までを小5終了前に終わらせるのが一つの目標となるからです。
もちろん、志望校などにもよりますし、現状の学力によっても推奨されるべき勉強時間は異なりますが、通塾を考えることも含め受験生の日常生活はそうでない小学生とは一線を画すようなものになることを念頭に置いておくと良いでしょう。
小6なら毎日2時間〜3時間が必要

中学受験を見据えた小学6年生の場合であれば、毎日平均2時間〜3時間の勉強時間が一つの目安と言えます。
もちろん志望校や現状の学力、学習の進捗などにもよりますが、「勉強を中心にした生活」を送る必要があるのは事実でしょう。
独学では難しい場合がほとんどですので、基本的には通塾することや家庭教師を付けることになりますが、与えられた宿題や課題をこなすだけだと合格率は飛躍しません。
時間を有機的に、また効率よく活用していく必要がありますので、通塾コストがなく完全個別指導のオンライン塾などもおすすめです。
特に小学生は、勉強の質を担保すること自体が難しいと言われているので、実績のあるプロ講師の指導を受けるのがベストと言えるでしょう。
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