【塾選び】個別指導塾と集団指導塾はどっちがいい?|違いやメリット・デメリットなどのポイントを解説【中学生|高校生】

塾選びは個別指導塾と集団指導塾どっちがいい?

塾選びは個別指導塾と集団指導塾どっちがいい?

塾選びをする際に個別指導塾を選ぶか集団指導塾を選ぶかは、目的や生徒の学力の状況、あるいは通塾の料金形態など生徒(子供)を取り巻く様々な要素や環境が絡んできます。

以下は、あくまでも参考程度に留めて生徒の目線に立って塾選びを行いましょう。

生徒のペースを重視するなら個別

個別塾に向いている生徒

・学習意欲が高く、積極的に学ぶ姿勢がある生徒

・学習時間の確保ができているが、結果が伴わないと感じられる生徒

・勉強の仕方がわからない・自己管理が甘いなど、学習の基盤になる部分に不安がある生徒

・友人と一緒だと、勉強に身が入らず逆効果になってしまう可能性がある生徒

・明確な指示出しがあれば行動できる生徒

・中高一貫校など、進度が集団指導塾とは合わない生徒

生徒(子供)の実力やペースに向き合ってもらいながら成績向上することを優先的に考える場合は、個別指導塾を選択しましょう。

個別指導塾では、基本的に生徒一人ひとりに合わせて対応を行なってもらえます。

特に、授業への理解度が心配という場合は個別指導塾を選ぶのが妥当な選択と言えるでしょう。

自主性を生徒に委ねられるなら集団

集団塾に向いている生徒

・学習意欲が高く、積極的に学ぶ姿勢がある生徒

・学習時間の確保ができているが、結果が伴わないと感じられる生徒

・時間管理がある程度自分でできる生徒

・友人と一緒の方がモチベーションが上がるタイプの生徒

・授業時間(60分前後〜100分前後)中は集中が継続的にできる生徒(ある程度断続的でも良い)

・講師への質問ができるタイプの生徒

生徒(子供)の学習意欲やペース、モチベーション維持など、自主性をある程度生徒に委ねることができる場合は、集団指導塾を選択しましょう。

集団指導塾では、良い意味でも悪い意味でも一緒に授業を受ける周りの友達からの影響を受けやすく、講師との関係性も希薄になりやすいです。

したがって、多少なりとも「自主性」がなければ「ただ塾に行っているだけ」の状態になりやすい傾向にあります。

生徒に「自主性」が備わっている、または「自主性」を委ねられるならば、プロの講師が在籍していることの多い集団指導塾を選んでも良いでしょう。

個別指導塾と集団指導塾の違い・比較

個別指導塾と集団指導塾の違い・比較

①授業の品質・ペース

個別指導塾と集団指導塾の違いとして、授業の品質や授業展開のペースが挙げられます。個別指導塾は、生徒の理解度に合わせて授業を展開してもらえることがほとんどです。

一方で、集団指導塾の方が、プロの講師が教えていることが多く、授業の品質は高いことが多いと言われています。

授業を受ける生徒は、一人ひとり異なった実力を持っています。

生徒の実力に合った授業が展開されていなければ、授業内容を理解することができないため成績向上は望めません。

生徒の理解度に合うように授業が行われるのか、またはクラスを分けてもらえるのかが塾を選ぶ際のポイントとなるでしょう。

②授業の時間的柔軟性

個別指導塾と集団指導塾では、授業スケジュールの柔軟性が異なります。

個別指導塾では、各々の状況やスケジュールに合わせて授業を受けられるのに対して、集団指導塾では学校の授業のように受講時間が決められていることがほとんどです。

生徒や児童の中には、習い事や部活動など学校の授業以外で時間を使っていることも多々あるでしょう。

塾を選ぶ際は、授業がいつどのような形式で行われるのかを調べておきましょう。

③講師との連携・関係性

個別指導塾と集団指導塾の違いとして、講師との連携のしやすさや上手く信頼関係を築けるかどうかが挙げられます。

一般的に、集団指導塾よりも「個」にフォーカスを置いた個別指導塾の方が、講師との連携が取りやすいと言われています。

講師との連携は、生徒から講師への疑問点に対する質疑応答のしやすさをはじめ、保護者と講師との間で生徒の実力を把握するのに必要です。

生徒・保護者・講師の3者間での信頼関係の構築は、成績向上においての近道とも言えるでしょう。

塾を選ぶ際は、講師との連携がしっかり取れるかどうかなど入塾後のサポート面も考慮しましょう。

④通塾の費用・料金

個別指導塾と集団指導塾では、通塾の費用に差があります。

一般的に、個別指導塾の方が通塾の料金が高く、集団指導塾の方が料金が低い傾向にあります。

本来であれば、「生徒(子供)がどんな塾に通いたいか」をベースに塾を選ぶのが本筋ですが、費用面は保護者にとってシビアな問題です。

親と子の間でコミュニケーションを取り、「塾を選ぶ理由」に対してどの部分の優先度を上げるかをよく話し合いながら塾を選びましょう。

個別指導塾と集団指導塾のメリット

個別指導塾と集団指導塾のメリット

【個別】生徒一人ひとりに合わせた柔軟な対応

個別塾のメリット

・生徒の学力に沿った授業展開ができる

・質問と応対がスムーズ(1対1ならば、対話型授業が原則)

・曜日や実施時間、授業時間の幅がほぼ完全に自由

・クオリティの高い講師の場合、成績が飛躍的に伸びる可能性が高い

・欠席しても振替授業となる場合が多い

●授業展開や実施時間の柔軟性が高い

個別指導塾のメリットは、「生徒一人ひとりに合わせる」対応を行なってもらえることです。

個別指導塾は授業展開や実施時間の柔軟性が高く、生徒との信頼関係を軸として分からない部分に対する質疑応答もスムーズに行えるため、結果として学力や成績が飛躍的に伸びる可能性を秘めています。

「個」を活かした授業や柔軟な実施体制は、個別指導塾を選ぶ最大のメリットと言えるでしょう。

【集団】周りの友達との連携が可能

集団塾のメリット

・クラス分けがしっかりしていると、自分のライバルになり得る生徒たちと切磋琢磨できる

・自分の学力や理解度を客観視できる

・生徒同士の情報交換ができる場合がある(テスト範囲などについての先生の発言やヒントなど)

・プロの講師が指導にあたることが多い(大学生の場合もあるが、しっかりと研修を受ける場合が多いので、指導力は比較的高い)

・料金が個別指導に比べて比較的安価

●切磋琢磨でき、自分を客観視できる

集団指導塾のメリットは、周囲と連携が可能なことです。

集団指導塾では、自分のライバルを見つけ追いつこうとする心理的な側面を見出せることに加えて、生徒同士でテストや志望校に対する情報交換が可能なことから、周囲と協力し合い切磋琢磨できるメリットがあります。

周りと相対的な立ち位置でいることができ、自分を俯瞰し客観的に見ることができる点は、集団指導塾の最大のメリットと言えるでしょう。

個別指導塾と集団指導塾のデメリット

個別指導塾と集団指導塾のデメリット

【個別】講師の能力に依存してしまう

個別塾のデメリット

・自分の実力が客観視しにくい(授業進度も含め)

・講師の能力に大きく依存してしまう(当たり・ハズレが極端な場合がある)

・学生講師が担当する場合は、ある程度保護者側の、生徒自身の学習状況把握が必要となる(別に担任がつくこともある)

・料金が集団指導よりも高めな設定が多い

・教材や季節講習取得の営業が煩わしいことがある(正社員からの様々な勧誘は、とても魅力的に感じてしまう)

●品質の当たりハズレ、実力把握が難点

個別指導塾のデメリットは、講師の能力に依存してしまうことです。

個別指導塾は「1対1」の対話型の対応が基本であることから、授業内容の品質が講師に依存してしまうだけでなく、学習状況の把握なども含めた生徒指導に関わる人数が少ないため、生徒自身が自分の実力を把握しにくいです。

路頭に迷ってしまえばモチベーションの低下にも繋がってしまうため、生徒自身による現状把握のしにくさは個別指導塾のデメリットと言えるでしょう。

ただし、生徒自身が自分の実力を分析把握することができ、保護者側のサポートも可能であるならばデメリットは消えます。

入塾後のサポート体制も含めて、塾を選びましょう。

【集団】授業レベルの齟齬、講師との連携不足

集団塾のデメリット

・クラス分けがうまくいっていない(クラス数が少ない)と、自分の学力に見合わない授業展開になるので、成績向上が望みにくい

・質問をする機会が、個別指導に比べ極端に少ない(生徒の性格によっては質問できない)

・学校での人間トラブルが持ち込まれる可能性がある

・家庭と講師の連携、生徒と講師の連携が希薄になる

・時間帯や曜日の指定が難しい

・欠席した場合の対応がマチマチである(振替でレベルが違うクラスで授業を受けるか、振替がない場合も。授業後に残って補習をするケースもあるが、要約した内容になる可能性が高い。)

●「ただ塾に行ってるだけ」になりがち

集団指導塾のデメリットは、生徒の実力と授業のレベルに差が生じてしまう可能性があることや、講師との連携が不足しがちなことです。

授業レベルが合っていない場合には、生徒は授業に馴染むことができず内容を理解しにくいため成績向上があまり望めません。

また、生徒と講師間の質疑応答がスムーズにできず学習が行き詰まってしまう点や、保護者と講師の連携が希薄になってしまい保護者側で現状把握が取りにくい点は、同じく成績向上に対する障壁となります。

成績向上をするための障壁が多く「塾に行ってるだけ」になりがちなことが、集団指導塾ならではのデメリットと言えるでしょう。

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